やりぬく人の9つの習慣を読んだ

多くの人は自分の意志力を過大評価している

意志力を試してはいけない

 

本当にその通りで、意思があればできると思い続けてきた。実は意思など関係なく、行動のトリガーが必要という事がわかってきた。何かをやるという事すら考えないようになるまでは反復して練習する。

 

影響を受けると思われる場所には近づかない。

誘惑を受ける時間や場所を記録する。

ここにも記録が出てきた。そしてやると決めるものを絞る。やめるときは一気にやめる。

 

この本の中で一番面白かったのは、if-then-プランニングとシロクマの話。

 

if-thenプランニングとは何か事象が起きた時の行動を用意しておく、習慣にするという事。

その種類は3つあり

1. 代替if-thenプランニング
好ましくない行動をより良い行動にかえる
2. 無視if-thenプランニング
不安や緊張を自分の心から遮断する。感じないようにする。
3. 否定的if-thenプランニング
今後やりたくない行動をやらないとする

何か思ってもしないというプランニング。

 

この3パターンを検証したところ、否定的は他のパターンと比べて効果が小さい。
ある行動を否定すればするほど考えてしまって、行動を強化する事になる。

 

シロクマの事は考えないで下さいと言われたらシロクマの事ばかり考えてしまう。

ある思考をしないように努力すると、逆に頭の中はその思考でいっぱいになるという事の実験。

行動を変えたいならばやめたい事を考えるのではなくやりたい事、やるべき事を考える。

 

自分が望む行動を起こすように代替if-thenプランニングを立てる事を心がける。当たり前のようだが意志力の落ちた状況下でも対応できるように準備するという事が趣旨。

 

やりたい事を以下として

朝早く起きて頭が一番フレッシュな時にインプットアウトプットをしたい。

 

代替

遅い時間に問い合わせがあった。緊急度を判断して次の日に対応する。

否定

遅い時間に問い合わせがあった。緊急度を判断して遅い時間に対応しないようにする。

 

否定では対応の具体性に欠ける。

当たり前のようだが、意志力の弱っているときタイミングでも判断を誤らないためのフレームワークか。